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~南部から世界へ躍進するスペシャリティコーヒー~
アフリカ大陸の東部に位置するタンザニアは、古くから高品質アラビカコーヒーの産地として知られています。特に「キリマンジャロ」の名で親しまれる北部産コーヒーは、日本でも長年愛されてきました。しかし近年、その評価の中心は南部へと移りつつあります。今回ご紹介する「タンザニア AA トップ イエンガ」は、その変化を象徴する存在であり、世界市場からも高く評価される逸品です。
これまでタンザニアのスペシャリティコーヒーといえば、アルーシャやンゴロンゴロなど北部の名産地が中心でした。生産量は限られていましたが、老舗農園による丁寧な管理と伝統に裏打ちされた高品質なコーヒーが数多く生み出されてきました。
一方、国全体の生産量の約75%を担う南部は、長らく「量の産地」として汎用品が主流でした。しかし近年、南部でも精選設備や乾燥場の整備が進み、農協単位での品質管理が強化されています。その結果、スペシャリティコーヒー生産が急速に発展し、品評会での受賞歴も相次ぐようになりました。
ムベヤ地区に拠点を置く「イエンガ農協」は、その最前線に立つ存在です。ここではブルボン種を中心に、ケント種なども栽培されています。標高1,624mの火山性土壌は肥沃で、昼夜の寒暖差と豊富な降雨量がチェリーに豊かな糖分と風味を蓄えさせます。
この4年間で、イエンガ農協は目覚ましい成果を上げました。特に2019年には、アフリカン・ファイン・コーヒー協会(AFCA)の品評会タンザニア部門で、なんと1位・2位・4位を獲得。その名は国内外に知れ渡り、タンザニア南部コーヒーの可能性を大きく切り開いたのです。
イエンガ農協のもう一つの特徴は、女性農家の積極的な参加です。現在193の農家が所属していますが、そのうち17名が女性農家であり、年々その数は増加しています。伝統的に男性主導であった農業において、女性の参画は品質管理や収穫の丁寧さに大きく寄与しており、コーヒーの品質向上の一因となっています。こうしたジェンダーの変化もまた、イエンガ農協を特別な存在にしているのです。
「タンザニア AA トップ イエンガ」の風味は、北部産コーヒーとは一線を画します。カップから立ち上がるのは華やかな香り。口に含むとフルーティーな酸味が広がり、後味には爽やかな甘味が残ります。
その印象は明るく生き生きとしており、力強さを感じさせる北部産に比べると、より繊細でモダンなキャラクターを持っています。中煎りでは柑橘を思わせる爽やかな酸味が際立ち、深煎りではチョコレートやベリーのような甘味とコクが引き出され、幅広い楽しみ方が可能です。
このコーヒーは、Qグレード認証で86.83点という高得点を獲得しています。カッピングスコア80点以上がスペシャリティとされる中で、86点を超える評価は、国際的に見てもトップクラスの品質を意味します。南部の汎用品というイメージを覆し、タンザニアコーヒーの新たな地平を切り開いた存在であることが、数字からも明らかです。
生産国:タンザニア連合共和国
地域:南部 ムベヤ地区 イエンガ農協
標高:1,624m
収穫時期:6月~8月
品種:ブルボン種、ケント種
スクリーンサイズ:S19(39%)、S18(55%)、S17(6%)
精選方法:ウォッシュド
乾燥方法:アフリカンベッド
土壌:火山性土壌
輸入形態:30kg麻袋入
Qグレードポイント:86.83点
認証:Qグレード
「タンザニア AA トップ イエンガ」は、南部産コーヒーの評価を一気に押し上げた立役者です。豊かな自然環境、農協による徹底した品質管理、そして女性農家を含む生産者たちの努力が結実し、世界に誇るスペシャリティコーヒーが生まれました。
華やかな香りとフルーティーな酸味、そして爽やかな甘い余韻は、北部産とは明確に異なる個性を持ち、タンザニアコーヒーの新たな魅力を体現しています。高品質でありながら、現地農家の暮らしやジェンダー平等の推進にもつながる一杯。ぜひ、タンザニア南部の新たな挑戦を、その味わいと共に感じてみてください。